動物をまるごと科学する

ミルク、食肉、毛皮。私たちは家畜からの「贈り物」に囲まれて日々の暮らしを営んでいます。1万年前から続けて来た家畜と私たちとのかかわりは、現代においてその形を大きく変えはしたものの、今後も絶えることなく続いていくことでしょう。

畜産科学科では、家畜と家畜をとりまく生態系における生命現象を明らかにし畜産物の有効利用を図ることを目指して、家畜の発生・成長から生産物の利用までを総合的に教育・研究しています。家畜という動物とそれを取り囲む環境をまるごと科学する集団が畜産科学科なのです。

チェック!

  • 畜産科学科は下記の5分野から構成されています。

  • 家畜生産や畜産科学の基礎、畜産物利用の幅広いカリキュラムで学びます。

  • 北方生物圏フィールド科学研究センターの農場・牧場と密接な連携をとって教育を進めています。

  • 基礎的教科内容に共通点の多い獣医学研究科の協力を得てカリキュラムを編成し、教育内容の充実を計っています。

畜産科学科での教育の第一歩は、まず家畜に触れること。牛の分娩に立ち会い、子豚を育て、その畜肉からハムやソーセージをつくり、牛から搾ったミルクでチーズやバターをつくり、皮を鞣して皮革製品をつくる。畜産教育に関して日本一充実した施設(研究牧場および農場)を利用したユニークな実習が行われています。2・3年次は畜産科学を総合科学として学び、3年次後期から各自の卒業論文実験に取り組みます。

1年生全学教育、年度末に学科を決める

2年生畜産科学科に進学基礎科目・選択科目・実験科目を履修

3年生選択科目・実験科目を履修前期で研究室を決め、後期から配属

4年生卒業研究・卒業論文を書く


  • 約5割の学生が大学院に進学します。

  • 主な就職先として農林水産省や地方自治体の行政部門、各種試験研究機関、飼料・養鶏・乳業・食肉・その他の食品関係・製薬・皮革・毛皮関連の企業。

  • 農業および畜産関連商事会社・公社・公団・事業団、各種農業団体および高等学校教員など。

卒業後の進路

平成26 年度(22 名)

【就職先】
北海道庁、ソフトバンク、大和証券、住友商事

【他大学進学】
東京大学大学院

平成25 年度(21 名)

【就職先】
農林水産省、東京航空局、秋田県庁、ホクレン、セイコーマート、ファーム冨田

【他大学進学】
東京大学大学院

平成24 年度(23 名)

【就職先】
愛知県庁、日本郵政、みずほ銀行、ニトリ、明治飼糧

【他大学進学】