世界は進んでいる!海外経験はぜひ若いうちに

北海道大学農学部への志望動機

高校時代に一度観光で訪れた北海道に、歴史ある本州とは異なる新しい躍動感を感じ、北海道に行こうと決めました。当初は物理系として入学したのですが、数式では測りきれない生物の「曖昧さ」に興味を持ち、農学部に入部しました。

畜産科学科への進学理由

正直なところ、「牛、羊、馬の世話をできて楽しそう」という不純な動機で畜産科学科へ進学しましたが、食肉の軟化機構を追求するテーマで研究を進めるにつれ面白くなり、ゼミ移行後の正味1年間では不完全燃焼と感じ、大学院進学を選択しました。

ここでよかった!今の仕事につながる研究内容

札幌駅徒歩圏内に位置しながら少し足を伸ばせば大自然がある環境のもと、各学部が集まる総合大学で多様な価値観・思考に触れ交わることができました。特に構内にある恵迪寮には個性的な先輩・友人が多く、それまでの自分の常識を軽々と超越した3年間の集団共同生活は、かけがえのない宝となりました。

HOKUBEE AUSTRALIAでの仕事内容

「メルティークビーフ」と呼ばれる独自の製造技術を開発したホクビーは10年前にオーストラリアに進出。ここで加工した牛肉を豪州はもとより香港、シンガポール、台湾などアジア各国に輸出しています。二度目の豪州赴任となる今回は、生産管理から販売まで幅広い業務に携わっています。海外各国を相手にした販売活動は難しさもありますが、大変やりがいのある仕事です。

これから進学する皆様へ

世界は想像以上に速く変化しています。日本、そして国内企業が取り残されないためにも、海外相手の仕事は今後さらに重要かつ必須になると思います。皆さんにはできるだけ若いうちに海外に出て、それを「感じる」ことをお勧めします。英語能力だけではなく、海外でビジネスができるスキルを身につけることは今後、大きな武器になります。頑張ってください。応援しています。


「”自分と全く同じ研究をしている人はこの世界にいない。この研究の続きは書物に記されていない”ことに気づいた時、電子顕微鏡を通した視界が光り輝いて見えました」