飼養体験がそのまま生きる和牛350頭の繁殖管理

北海道大学農学部への志望動機

北海道への憧れと大学キャンパスの充実ぶりから北大を目指そうと思いました。北大の起源が札幌農学校であることと、日本の食料自給率向上に貢献したいという思いもあり、農学部を志望しました。

畜産科学科への進学理由

動物を扱うことは苦手だったのですが、肉や乳製品を食べるのが好きだったので畜産科学科を志望しました。大学院へ進んだのは、大学時代に柔道部の活動を頑張りすぎて牛のことを十分に勉強できなかったからです。

ここでよかった!今の仕事につながる研究内容

畜牧体系学講座に所属し、主に乳牛の放牧に関することを研究していました。牛の放牧の出し入れや餌の給与を当番制で行うため、牛の扱いが自然と上手くなっていきました。今の仕事でも牛を相手にしているので、学生時代の経験がおおいに活かされています。また、放牧地で行う試験や作業は全員で力を合わせて行わないとできません。<団結して物事に取り組む姿勢>を身をもって学ぶことができました。

JA全農での仕事内容

和牛の母親から子牛を産ませて、その子牛を約10カ月間育てて市場に出荷して利益を得る仕事です。約350頭の牛の餌の給与や繁殖管理を行い、高い生産性と効率的な飼養管理を行えるように研究しています。

これから進学する皆様へ

勉強するときと遊ぶときのメリハリをしっかり持って行動すると、より充実した学生生活が送れると思います。私の場合は部活や遊びに熱中し過ぎて本業である勉強に苦労しました。遊びも大事ですが、勉強もしっかりしましょう!


職場は南那須の牧場。和牛約350頭の繁殖管理を行っている。北大の実習で鍛えた牛の扱いが存分に発揮されている