農学院生命フロンティアコース修士課程2年の水間志織さん(食品栄養学研究室)が 第78回日本栄養・食糧学会大会においてトピックス賞と学生優秀発表賞を受賞

 2024年5月24~26日に中村学園大学(福岡市)で開催された第78回日本栄養・食糧学会大会において、農学院生命フロンティアコース修士課程2年の水間志織さん(食品栄養学研究室)がトピックス賞と学生優秀発表賞を受賞し、5月26日(日)に学会会場にて表彰されました。

 学生優秀発表賞とは、将来、日本栄養・食糧学会を担うこととなる大学院生又は学部学生の優れた研究発表を奨励することを趣旨とし、優秀な発表に対して授与される賞で、エントリーした152演題のうち、予備選考・本選考を経て13演題が選ばれました。

 トピックス賞とは、話題性や実用性の高い研究成果を広く公開することによって日本栄養・食糧学会が今後より一層社会に貢献することを趣旨として設けられ、大会一般演題の登録内容をもとにプログラム委員会及び広報委員会が選考し、大会会頭が表彰するものです。今大会では、一般演題586演題から22演題が選ばれました。

 水間志織さんの受賞にかかる発表演題と発表内容は以下のとおりです。

発表演題:
「ラットにおいて希少糖アルロースにより 生じる回腸の伸展が GLP-1 分泌を促進する」
○水間 志織、比良 徹 (北大院・農)
アルロースという単糖が、消化管ホルモンGLP-1の分泌を促進する機構として、消化管の伸展が関与することをラット用いた試験において明らかにしました。この結果は、食物摂取に伴う下部消化管の伸展が、食後の様々な生理応答をコントロールする消化管ホルモンの分泌調節に関わることを提案しました。

 

日本栄養・食糧学会は1947年に設立され、栄養科学ならびに食糧科学に関する学理および応用の研究についての発表、知識の交換、情報の提供を行う事により、栄養科学、食糧科学の進歩普及を図り、わが国における学術の発展と国民の健康増進に寄与することを目的としています。

公益財団法人 日本栄養・食糧学会ウェブサイト
https://www.jsnfs.or.jp/
第78回日本栄養・食糧学会大会ウェブサイト
https://www2.aeplan.co.jp/jsnfs2024/contents/outline.html

 

受賞した水間 志織さん