北海道大学大学院農学研究院と浜中町農業協同組合が共同研究契約を締結

 北海道大学大学院農学研究院と浜中町農業協同組合は2024年3月7日に共同研究契約を締結することとなりました。本研究は、浜中町農業協同組合管内における酪農産業の持続性を数値化すること、特に、栄養素バランスや温室効果ガス排出量の定量を目指し、産業全体の持続性を向上させる具体的な目的や目標値を構築することを目的としています。

【経緯】
 浜中町は極めて質の高い牛乳を生産する町として全国的に有名ですが、一方で酪農と環境負荷(水質汚染や温室効果ガス排出)は世界規模の課題となり、多くの酪農地域はこれら負荷を低減するための具体的な取り組みが求められています。
 北海道大学大学院農学研究院では、本契約の研究担当者である内田義崇准教授(環境生命地球化学研究室)を中心に、道内の酪農生産と環境への影響の関連性についての研究を進めています。浜中町においてもこれまで糞尿利用や酪農生産効率に関するデータを収集してきました。
 このことを契機として、今後より研究を発展させ町全体の酪農産業を持続化していくための大規模研究が可能となることを期待し、協働研究契約の締結に至りました。

 

内田義崇准教授(写真左)

 

本件に関するお問い合わせ先
北海道大学 農学・食資源学事務部 研究協力担当
メール: kenkyo[at]agr.hokudai.ac.jp
[at]は@に変えてください。