農学研究院 小山健斗准教授(食品加工工学研究室)と村井勇太准教授(生態化学生物学研究室)が第9回北海道大学部局横断シンポジウムにおいて研究助成採択奨励賞を受賞

 2023年10月11日(水)に開催された北海道大学内の若手研究者の交流と融合研究の創成を目的とする『第9回北海道大学部局横断シンポジウム』において、農学研究院 小山健斗准教授(食品加工工学研究室)と村井勇太准教授(生態化学生物学研究室)が研究助成採択 奨励賞を受賞しました。

  奨励賞は、優れた分野融合研究を推進している部局間共同研究に対して授与されます。

 

研究業績課題名:Web上のデータベースと機械学習を用いた 細菌挙動の予測
細江 隼平1,砂川 純也2,中岡 慎治2,小関成樹、◎小山 健斗1
農学研究院 食品加工工学研究室1 ,先端生命科学研究院 数理生物学研究室2
発表者:小山健斗

発表概要:
各事業社で食品の安全性は管理されていますが、保存や殺菌条件を定める知見は不足しています。そこで、Webで公開されている過去の研究事例を集めて、機械学習で解析し、食品中での有害な細菌の増える/減るを可視化しました。今後、細菌の増える/減るの見える化をWeb上で公開し、食品開発や品質管理をサポートすることが期待されます。

 

研究業績課題名:皮下深部の非浸潤癌診断を目指した計算化学先行型短波赤外蛍光色素の開発
村井勇太1, 北川裕一2
農学研究院 生態化学生物学研究室1, 工学研究院 先端材料化学研究室2
発表者:村井勇太

発表概要:
インドシアニングリーンをはじめとする近赤外蛍光(波長0.7-0.9µm)プローブを用いた生体イメージングは組織からの自家蛍光やプローブ蛍光の多重散乱があるため、高い空間分解能での生体深部イメージングは困難です。本研究内容は近赤外領域に比べ生体組織からの自家蛍光、散乱が格段に小さく高い空間分解能での生体深部イメージングが可能な新規短波赤外(波長1.0-1.4µm)蛍光色素を予め計算化学によって予測し、生体イメージングのモダリティーとしていまだ実用化されていない短波赤外蛍光イメージングのヒトへの応用を目指したものです。

 

第9回 北大・部局横断シンポジウムURL:
https://www.igm.hokudai.ac.jp/bos/

 

受賞した小山健斗准教授(写真左)
受賞した村井勇太准教授