Nutthira Pakkangさん(森林化学研究室・博士1年)がリグニン討論会にて口頭発表賞を受賞
2018-11-28
平成30年11月1日~2日に東京都小金井市の東京農工大学で開催された第63回リグニン討論会において、環境資源学専攻博士1年のNutthira Pakkangさん(森林化学研究室:浦木康光教授)が優秀口頭発表賞を受賞しました。森林化学研究室では木材の主要成分である「リグニンを原料とした機能性材料の開発」を中心テーマの一つとして推進しています。蓄電デバイスである電気二重層キャパシタはその一例ですが、受賞対象となった研究発表は、その構成部材である電解液に関するもので、従来の水系電解液や有機溶媒系電解液よりも電位窓が広いイオン液体を使用し、その分子サイズを考慮したリグニン系多孔質電極材料を使用することで、従来よりも優れた電気化学的性能(エネルギー密度の向上)を有するキャパシタの開発に成功しました。
受賞対象発表:Nutthira Pakkang, Keiichi Koda, Yasumitsu Uraki: Assembly of electric double layer capacitor with electrode made from lignin and ionic liquid as an electrolyte