インドネシアリエゾンオフィス開所式及び大学交流デーを開催

 北海道大学は平成29年6月にインドネシアのボゴール農業大学内にインドネシアリエゾンオフィスを開設し、本学の広報や研究交流の拠点として運用を行ってきましたが、1月23日(火)にその開所式を、1月24日(水)に北海道大学交流デーをボゴール農業大学で開催しました。農学研究院からは、横田篤農学研究院長らが参加し、本学から19名の教職員が参加しました。

 23日午前中から始まった開所式では、まず島国際部長と横田農学研究院長からの挨拶がありました。続いて、在インドネシア日本大使館の中村亮公使から祝辞をいただいた後、ボゴール農業大学のアリフ サトリア学長から祝辞をいただきました。その後インドネシア伝統の踊りが披露され、リエゾンオフィスの事務室前に移動し、テープカットのセレモニーが行われました。

 23日の午後は、本学とボゴール農業大学とのダブルディグリープログラムの署名式が行われ、その後、本学とインドネシアの交流、本学とインドネシアの連携に関する機会と挑戦及び本学とボゴール農業大学の国際活動の3つのテーマでパネルディスカッションが行われました。パネルディスカッションには、ボゴール農業大学を中心に学生や教職員250名以上が参加する盛況な会となり、学生から多くの質問が寄せられるなど活発に交流が行われました。

 24日には、北海道大学交流デーが開催されました。大学交流デーではまず、本学同窓生のハニー・C.ウィジャヤボゴール農業大学教授の挨拶があり、その後、農学と食、環境、獣医学、工学の4つのテーマに分かれて分科会が行われました。分科会には本学とボゴール農業大学の教職員を中心に本学の同窓生やパランカラヤ大学、ガジャマダ大学、バンドン工科大学等からも参加があり、それぞれの研究紹介や共同研究の可能性があるテーマを中心に発表が行われました。分科会終了後にはすべての分科会の参加者が集まり、それぞれの会の内容を報告しました。

 今回の開所式及び大学交流デーの成果をもとに、インドネシアリエゾンオフィスを活用した、本学とインドネシアのさらなる交流の活性化が期待されます。

挨拶をする横田研究院長
開所式参加者集合写真
パネルディスカッションで質問をする参加者
大学交流デーで挨拶するハニー・C.ウィジャヤボゴール農業大学教授