タイリエゾンオフィス開所式及び大学交流デーを開催

 本学は平成29年5月にタイのカセサート大学カンペンセン校内にタイリエゾンオフィスを開設し、本学の広報や研究交流の拠点として運用を行ってきましたが、2月27日にその開所式と北海道大学交流デーをタイのバンコク市内にあるミラクル・グランド・コンベンションホテルで開催しました。本学からは、横田 篤農学研究院長、川野辺創国際連携機構副機構長他、15名の教職員が参加しました。

 午前中の開所式では、まずカセサート大学カンペンセン校農学部長Pabhop SINCHAYAKUL先生、同大学バンケン校総長補佐Soysuda NARANONG先生及び川野辺国際連携機構副機構長から挨拶がありました。続いて、在タイ日本国大使館の寺島史朗一等書記官から祝辞をいただいた後、本学アンバサダーのカセサート大学前農学部長Seksom ATTAMANGKUNE先生とマヒドーン大学のPairoj LUANGPITUKSA先生から挨拶がありました。引き続き、横田農学研究院長から本学の紹介が、カセサート大学のChamaipak TAYJASANANT先生から同大学の紹介が行われました。また、小林泰男農学研究院教授から本学農学院とカセサート大学農学部とのコチュテルプログラムについて説明した後、署名式が行われました。

 開所式には、タイ国内から、本学と大学間交流協定を締結しているアジア工科大学、マヒドーン大学、チュラロンコン大学、モンクット王工科大学トンブリ校、タマサート大学からも出席があったほか、ASEAN地域と北海道の架け橋となる人材育成に向け、本学及び北海道と覚書を締結する北洋銀行から、バンコク駐在員事務所の渡辺孝史所長が出席しました。午後には、北海道大学交流デーが開催され、本学教員から獣医、環境、工学、水産学の分野についての研究紹介を行った後、カセサート大学全体の教育及び研究紹介があり、その後、本学の波多野隆介農学研究院教授から、本学とタイやインドネシアのパートナー校が協働して実施しているPAREプログラムの紹介が行われました。

 最後に、2名の本学留学経験者から挨拶及び留学時の体験についての紹介があり、井上 京国際食資源学院長から閉会の挨拶がありました。本大学交流デーにはカセサート大学の教職員、学生を中心に約120名の参加がありました。今回の開所式及び大学交流デーの成果をもとに、タイリエゾンオフィスを活用した、本学とタイのさらなる交流の活性化が期待されます。

会場の様子
挨拶をする横田研究院長
コチュテルプログラム署名式
開所式参加者集合写真