農学院生産フロンティアコースの宮地帝輔さん(食料農業市場学研究室 修士課程1年)が JA全農第18回「全農学生『酪農の夢』コンクール」にて優良賞を受賞
農学院生産フロンティアコースの宮地帝輔さん(食料農業市場研究室 修士課程1年)が、JA全農主催の第18回「全農学生『酪農の夢』コンクール」にて優良賞を受賞しました。
JA全農は、酪農の将来を担う畜産・酪農・農学等を学ぶ学生を対象に全農学生『酪農の夢』コンクールを
開催しており、第18回となる今回は全国42校から120作品の応募があり、厳正な審査の結果、入賞の9作品が決定され、そのうちの1つに宮地さんの作品が選ばれました。
受賞作品は公式ホームページで発表されています。
https://www.zennoh.or.jp/milk/award/student/index.html
受賞にかかる作文は以下のとおりです。
作文タイトル:「バターミルクが繋ぐ、酪農とクラフトビールの新たな道」
〇宮地帝輔さんよりコメント
私は大学3年次終了後、農業の現場を学ぶためオランダでの農業研修に参加しました。休暇を利用して訪れたドイツのケーニヒス湖で、湖のほとりの小屋で出会ったバターミルクが、疲れた身体に染み渡り忘れられない思い出となります。
1年間の農業研修を終えて日本に戻った私は、大学に復学し、オランダ研修中に訪れたドイツやベルギーで味わったビールの多様な味わいに魅了され、農家になるのではなく、クラフトビールの開発と販売に挑戦する道を選びました。
また、北海道の酪農問題に関心を持ち、脱脂粉乳が余っている現状を知りました。脱脂粉乳を使ったビールはどうかと思い、「北海道の朝を象徴する白いビール」をつくるアイデアを思いつきました。これは、クラフトビールを通じて社会問題に対する関心を高めることを目指しています。脱脂粉乳にホエイと乳酸菌を加えた爽やかな味わいのビールに仕上げる予定です。最終的には、このビールが酪農問題を広く伝える一助となることを期待しています。
このビールを飲んだ人々の意識変化を測り、酪農とビールの未来を繋ぐ「忘れられない一杯」にしたいです。
(参考)
株式会社パイオビアURL: https://www.piobeer.com
