農学院生産フロンティアコース(英語特別コース)修士課程2年のZhien Jinさん、Antara Sarkerさん、博士後期課程3年のMst Samia Sultanaさん(循環農業システム工学研究室)が第17回日中韓国際大学院生アカデミックフォーラムにてSilver賞、Bronze賞を受賞
2025年9月18~19日に開催された第17回日中韓国際大学院生アカデミックフォーラム(オンライン開催:ホスト筑波大学)において、農学院生産フロンティアコース(英語特別コース)修士課程2年Zhien Jinさん、Antara Sarkerさん、博士後期課程3年Mst Samia Sultanaさん(循環農業システム工学研究室)がSilver賞、Bronze賞を受賞しました。
受賞にかかる発表演題と発表概要は以下のとおりです。
●Antara Sarker (Silver prize)
発表演題:
「Enhancing Nitrogen Efficiency and Tuber Growth in Organic Potatoes With Biochar–Digestate Integration (バイオ炭と消化液の併用による有機ジャガイモの窒素利用効率と塊茎成長の向上)」
発表概要:
慣行施肥と比較して、バイオ炭、消化液、およびそれらの組み合わせがジャガイモの収量と土壌の健全性にどのような影響を与えるかについては、エビデンスが限られている。異なる施肥方法が植物の成長、塊茎収量、窒素利用効率にどのような影響を与えるかを調査した。バイオ炭と消化物の組み合わせは、化学肥料と比較して優れた窒素利用効率と持続可能性をもたらすことを明らかにした。
●ZHIEN JIN (Silver prize)
発表演題:
「Polyphenol Extraction and Microencapsulation From Spent Green Tea: Toward Sustainable Functional Applications (緑茶殻からのポリフェノール抽出とマイクロカプセル化:持続可能な機能的応用に向けて)」
発表概要:
SDGsの観点により、緑茶残渣に含まれる機能性抗酸化化合物の有効活用を目的に、緑茶残渣から、環境に優しく安全かつ持続可能な方法で、機能性抗酸化化合物を効果的かつ効率的な回収を試みた。抽出物中のフェノール含有量とアミノ酸含有量は、FTIRおよびLC-MS分析によって測定を行い、加圧溶媒抽出とナノろ過を組み合わせによる最適な抽出条件を見いだした。
●MST SAMIA SULTANA (Bronze prize)
発表演題:
「LC-MS Based Phytochemical Profiling Towards the Identification of Biopesticide Compound in Lagenaria siceraria Leaf Extracts From Hokkaido (LC-MSを用いた植物化学プロファイリングによる北海道産ラゲナリア・シセラリア葉抽出物中の生物農薬化合物の同定)」
発表概要:
慣行施肥と比較して、バイオ炭、消化液、およびそれらの組み合わせがジャガイモの収量と土壌の健全性にどのような影響を与えるかについては、エビデンスが限られている。異なる施肥方法が植物の成長、塊茎収量、窒素利用効率にどのような影響を与えるかを調査した。バイオ炭と消化物の組み合わせは、化学肥料と比較して優れた窒素利用効率と持続可能性をもたらすことを明らかにした。
日中韓国際大学院生アカデミックフォーラムは、農学、環境科学、生命科学を専攻する大学院生の研究発表や交流の場として、日本、中国、韓国の大学持ち回りで開催されています。
