農学院生命フロンティアコース修士課程2年の山口万柚子さん(食品機能化学研究室)が第77回日本栄養・食糧学会大会においてトピックス賞および学生優秀発表賞を受賞

 2023年5月12~14日に札幌コンベンションセンターで開催された第77回日本栄養・食糧学会大会において、農学院生命フロンティアコース修士課程2年の山口万柚子さん(食品機能化学研究室)が、トピックス賞および学生優秀発表賞を受賞しました。
 トピックス賞は一般演題641演題から18演題が選ばれ、学生優秀発表賞はエントリーした150演題のうち予備選考を経て13演題が選ばれました。
 山口さんは、下記発表演題にて、マウスの盲腸内容物から分離したマイクロRNA(腸上皮細胞に由来する)を、培養したマウスの腸内細菌に添加した結果、添加したマイクロRNAの塩基配列に依存する形で腸内細菌叢の構成や代謝が変化することを明らかにしました。この結果から、腸内細菌叢と宿主動物のクロストークをマイクロRNAが媒介することを提案しました。

発表演題
「マウス盲腸内容物microRNAは配列依存的に腸内細菌叢の構成を変化させる」
○山口 万柚子、逢坂 文那、 加藤 英介、園山 慶 (北大院・農)

 日本栄養・食糧学会は1947年に設立され、栄養科学ならびに食糧科学に関する学理および応用の研究についての発表、知識の交換、情報の提供を行う事により、栄養科学、食糧科学の進歩普及を図り、わが国における学術の発展と国民の健康増進に寄与することを目的としています。

公益財団法人 日本栄養・食糧学会ウェブサイト
https://www.jsnfs.or.jp/

第77回日本栄養・食糧学会大会ウェブサイト
https://www2.aeplan.co.jp/jsnfs2023/

 
受賞した山口万柚子さん(右から2番目)