農学院博士後期課程3年の堀田 亘さん(生態系管理学研究室)が日本森林学会学生奨励賞を受賞

 2023325日~27日にオンラインで開催された第134回日本森林学会大会において、生態系管理学研究室 博士後期課程3年の堀田亘さんが、2023年度日本森林学会学生奨励賞を授与されました。

 日本森林学会学生奨励賞は学生時に森林科学に関し発展性の高い論文を発表し、今後の研究展開が期待される者に授与されるものです。

 受賞の対象となった学士課程での研究テーマ:
 大規模風倒撹乱後の倒木搬出が森林の炭素蓄積に与える長期的影響
 1954
年洞爺丸台風によって森林が倒壊した箇所とその周辺での調査から、台風による森林倒壊後に被害木を引き出す施業(倒木搬出)が64年後の森林の炭素蓄積に与える影響を定量化した研究です。
森林全体の炭素蓄積に対する倒木搬出の長期的影響は限定的でした。しかし、倒木搬出やそれに伴う稚樹の破壊は、腐朽が進行した枯死木や堆積有機物層()の炭素蓄積量の長期的な低下を引き起こしていました。
)落葉や落枝が堆積した層

堀田 亘さん