農学院環境フロンティアコース北沢 宗大さん(生態系管理学研究室 博士後期課程3年)が日本学術振興会 育志賞を受賞

 農学院環境フロンティアコース生態系管理学研究室 博士後期課程3年の北沢宗大さんが、独立行政法人日本学術振興会の「第13回(2022年度)日本学術振興会育志賞」を受賞しました。

 日本学術振興会育志賞は、上皇陛下の天皇御即位20年に当たり、社会的に厳しい経済環境の中で、勉学や研究に励んでいる若手研究者を支援・奨励するために設立された賞です。
3月2日に秋篠宮同妃両殿下ご臨席のもと、日本学士院にて授賞式が行われました。

受賞の対象となった博士課程の研究テーマ:
「農地景観における鳥類多様性の広域・長期評価:農地の拡大と放棄に着目して」
 日本全国での野外調査、そして過去166年間の土地利用図を用いた解析から、農業活動の変化 (農地の拡大や耕作放棄、農業集約化) が鳥類多様性に与える影響を、広域・長期的に定量化した研究です。
石狩平野では過去166年間で鳥類の個体数が70%以上減少したこと、また人口減少に伴って増加している耕作放棄地が、鳥類の重要な生息地として機能していることを明らかにしました。

参考ホームページ:
https://www.jsps.go.jp/j-ikushi-prize/

北沢 宗大さん