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　2022年11月5, 6日に大妻女子大学（東京）で開催された第27回日本食物繊維学会学術集会において、農学院生命フロンティアコース修士課程1年の山口万柚子さん（食品機能化学研究室）が、「発表賞」を受賞しました。
　山口さんは、マウスの腸内細菌を24ウェルプレートを用いて簡易に嫌気培養する方法を開発し、その培地に難消化性糖類を添加した結果、腸内細菌による発酵産物である短鎖脂肪酸の産生や細菌叢の構成変化がin vivoを反映することを示しました。これらの結果により、この培養法の有用性がさらに確認できました。

発表演題
「24ウェルプレート培養腸内細菌に対する難消化性糖類添加の影響」
○山口 万柚子，逢坂 文那, 加藤 英介，園山 慶 (北大院・農）

　日本食物繊維学会は、1996年に発足した日本食物繊維研究会を前身として2004年に設立されました。本学会は、食物繊維、難消化性オリゴ糖をはじめとする食品の難消化性成分をルミナコイド（Luminacoids）として新しい概念を提案しました。このルミナコイドに関する学理および応用の研究についての発表、知識の交換、情報等の提供、啓蒙活動を行うことを目的とした学会です。会員は、栄養学、医学、農学、薬学等の研究者ならびに関連する企業（賛助会員）によって構成されています。

一般社団法人 日本食物繊維学会ウェブサイト
http://jdf.umin.ne.jp/

山口万柚子さん