農学院環境フロンティアコース土壌学研究室 浪江日和さんが2022年度土壌物理学会大会で優秀ポスター賞を受賞
2022-11-15
2022年度土壌物理学会大会(2022年10月29日)において、農学院環境フロンティアコース土壌学研究室の浪江日和さん(博士1年)が優秀ポスター賞を受賞しました。大会は三重大学で開催され、発表の内容や議論等に基づく審査の結果優秀ポスター賞に選ばれました。浪江さんは昨年に続く2年連続の受賞です。
(参考トピックス:https://www.agr.hokudai.ac.jp/i/topic/7735)
発表演題:
「中耕除草による土壌攪乱の頻度が気泡・拡散経路で輩出されるメタンおよび亜酸化窒素に与える影響」
○浪江日和・島田かさね・趙双双・当真要・石黒宗秀・波多野隆介
水稲の栽培期間中に耕起による除草を行う中耕除草の回数が田面からの気泡や拡散で大気に排出されるメタンや亜酸化窒素にどのような影響を及ぼしているか検証しました。中耕除草の実施回数は気泡によるメタンや亜酸化窒素の排出への影響は小さかったですが、中耕除草の回数が多くなると土壌から拡散で大気に排出されるメタンの量が減少し拡散で排出される亜酸化窒素の量が増加するトレードオフの関係が観察されました。中耕除草による水田の攪乱で生じる土壌の酸化か一時的で速やかに還元状態に転じている可能性が示されました。