農学院生命フロンティアコース微生物生理学研究室の井上 太貴さん(発表当時)が日本農芸化学会2022年度大会でトピックス賞を受賞

 2022年3月15日~18日にオンラインで開催された日本農芸化学会2022年度大会において、発表当時農学院生命フロンティアコース修士課程2年に在籍していた井上 太貴さん(微生物生理学研究室)が「トピックス賞」を受賞しました。

発表演題
○井上 太貴、前田 智也、横田 篤、吹谷 智
「Insertion Sequencing 解析により同定されたアミノ酸代謝に関わるビフィズス菌遺伝子の通常飼育マウス腸内における定着と生存への寄与の評価」

 井上さんの報告では、トランスポゾン変異株を用いたInsertion Sequencing法という独自の方法で同定されたビフィズス菌遺伝子について、遺伝子欠損株を構築し、マウス腸内での生存能力を評価することにより、アミノ酸代謝に関わる遺伝子の重要性を明らかにしています。

 なお、日本農芸化学会は、農芸化学分野の基礎及び応用研究の進歩を図り、それを通じて科学、技術、文化の発展に寄与することにより人類の福祉の向上に資することを目的として、1924年に設立された学術団体です。トピックス賞は、毎年1,000を超える演題の中から、年次大会で初めて公表される学術的、あるいは社会的にインパクトのある内容を含む約30演題を選定し、授与されるものです。

参考URL:https://jsbba2.bioweb.ne.jp/jsbba2022/index.php?btn2_move=on&topics=1

受賞した井上 太貴さん