講演会「アルフレッド・ノーベル記念 経済学スウェーデン国立銀行賞 2002-2010」を開催

 農学研究院では,1月21日(木)に,ティモ・テラスヴィルタ・オーフス大学(デンマーク)教授による講演会「アルフレッド・ノーベル記念 経済学スウェーデン国立銀行賞 2002-2010」を開催し,学内外から,学生・教職員・一般市民の方々など,約40名の参加を得ました。

 テラスヴィルタ教授は,ノーベル経済学賞の決定にあたるスウェーデン王立アカデミーのメンバーとして,2002年から2010年まで同賞の選考業務に従事されました。

 講演会では,任期中の受賞者計18人の業績とともに,発表当日の電話による授賞伝達でのエピソードや,テラスヴィルタ教授と受賞者たちとの交流が,写真を交えて紹介されました。日頃,教科書や学術論文でしか目にすることのできない高名な経済学者の横顔を垣間見る,またとない機会となりました。

 また,講演会前日には,テラスヴィルタ教授の専門分野である時系列計量経済分析に関する研究セミナーも開催され,遠く大阪からも研究者の参加を得るなど,盛会となりました。

 テラスヴィルタ教授の招聘は,国際本部からの「大学間協定校交流事業」による助成を受け,農学研究院・情報基盤センター・経済学研究科・情報科学研究科に所属する統計関連教員グループによって企画されたものです。本講演会の開催にあたってURAステーションより多大なご協力をいただきました。ここに記して謝意を表します。

ノーベル経済学賞受賞者のエピソードについて語るテラスヴィルタ教授
講演会参加者の方々