浅野眞一郎 准教授(農学研究院応用分子昆虫学研究室)が平成28年度蚕糸・昆虫機能利用学術講演会にて日本蚕糸学会賞を受賞

農学研究院応用分子昆虫学研究室・准教授の浅野眞一郎先生が2016年3月17日~18日、京都工芸繊維大学で開催された第86回日本蚕糸学会大会で日本蚕糸学会賞を受賞しました。受賞課題名は「新規殺虫性タンパク質遺伝子の発見、機能解析ならびに応用に関する研究」です。

日本蚕糸学会は、蚕糸・昆虫機能利用に関する研究の進歩普及を図り、もってわが国の学術の発展に寄与することを目的とする一般社団法人です。昭和5年 (1930年)に日本蚕糸学会として設立された由緒ある学会で、現在の会員数は一般会員・学生会員合わせて約500名です。日本蚕糸学会賞は、設立当初は桑・蚕・糸などの絹の生産、加工に関する一連の過程を対象分野としてきましたが、現在は昆虫機能研究および昆虫利用研究全般を対象にこれらの学問分野に寄与した蚕糸学会会員に対し、授与される賞です。

受賞研究は独自のアイデアに基づいた新規殺虫性タンパク質遺伝子の発見、機能解析ならびに応用に関するものであり、本成果により新規殺虫タンパク質の殺虫活性機構の解明および殺虫タンパク質の利用・応用において飛躍的発展が期待できます。今回、このような名誉ある賞を浅野先生が受賞されたことは、誠に喜ばしいことであり、同先生の研究の益々の発展が期待されます。