農学院環境フロンティアコース修士課程1年の中谷智喜さん(生態系管理学研究室)が第56回(2025年)日本緑化工学会大会にて優秀ポスター賞を受賞
2025-09-16
2025年9月8日~10日に京都大学芝蘭会館(京都市)にて開催された第56回(2025年)日本緑化工学会大会において、農学院環境フロンティアコース修士課程1年の中谷智喜さん(生態系管理学研究室)らが優秀ポスター賞を受賞しました。
・発表演題:
「湿原再生地における成立植生に係る要因―未利用農地地盤切り下げ事業地の事例―」
中谷智喜¹、福澤加里部²、田崎冬記³、川嶋啓太³、石山信雄⁴、森本淳子⁴
(¹北海道大学大学院農学院、²北海道大学北方生物圏フィールド科学センター、³(株)北開水工コンサルタント、⁴北海道大学大学院農学研究院)
・発表概要:
世界的に減少した湿地面積を回復させる手法として、地盤切り下げによる未利用農地の再湿原化がある。
本研究では、釧路湿原幌呂地区自然再生事業地における植生と水文化学環境の関係を調査した。
事業地内の成立植生は、4〜9月の相対的な地下水位の最大値によって説明され、さらに周囲の明渠排水路の氾濫が関与している可能性が示唆された。
