農学院環境フロンティアコース修士課程2年吉田彩乃さん(生態環境物理学研究室)が応用生態工学会第27回さいたま大会で優秀ポスター発表賞を受賞
2024-10-10
2024年9月18日~9月20日に開催された応用生態工学会第27回さいたま大会において、農学院環境フロンティアコース(生態環境物理学研究室)修士課程2年の吉田彩乃さんが優秀ポスター発表賞を受賞しました。
発表演題:「小型鳥類のモニタリングに適したトリガーカメラ用センサの検討」
〇吉田彩乃・矢澤姫乃・山田浩之(北大院・農)・北野雅人・佐野祐士・宮田弘樹・三輪隆(竹中工務店技術研究所)
内容:生物多様性が急速に失われている危機的状況を受けて、その損失を回復させるネイチャーポジティブの実現に向けた活動が進められることが増えた昨今、生態系全体の継続したモニタリングの需要が高まっています。従来の生物調査に用いられてきたカメラ用のセンサでは小型の鳥類の誤検知・検知漏れが多く報告されていたため、本研究では数種類の動体検知が可能なセンサの中から屋外での小型鳥類検知に適したセンサを選定しました。
本発表に関連して、昨年度実施された応用生態工学会第26回京都大会にて、「鳥類モニタリングのための水面模倣バードバスの開発とその誘引効果」〇吉田彩乃・山田浩之(北大院・農)・北野雅人・佐野祐士・宮田弘樹・三輪隆(竹中工務店技術研究所)の発表も優秀口頭発表賞を受賞しています。
応用生態工学会は、生態学と土木工学が共同して、その境界領域において新たな理論・知識・技術体系を構築し、もって「人と生物の共存」「生物多様性の保全」「健全な生態系の持続」を達成することを共通の目標として発足された学会です。
優秀ポスター発表賞は研究の内容、ポスター構成等を基準に審査され、特に秀でた発表に対し授与される賞です。
【参考】応用生態工学会 https://www.ecesj.com/