イベント

　北海道大学農学部・農学院・農学研究院では、札幌市時計台（正式名：旧札幌農学校演武場）において、時計台サロンを開催しています。
　札幌農学校演武場は、札幌農学校初代教頭クラーク博士が発案し、２代教頭ウィリアム・ホイラーが基本構想図を作り、開拓使工業局安田喜幸が設計監督した木造建築で、ここから新渡戸稲造、内村鑑三をはじめ多くの卒業生が旅立ちました。

　札幌農学校は現在の北大農学部です。私たちが受け継いできた札幌農学校の伝統をふたたび現在に甦らせるべく、その精神を受け継いだ著名な卒業生や現役の教育・研究者の講演を、広く市民の皆さんに公開することにしました。
　現在は、２００万都市札幌の真ん中に位置する時計台です。北海道大学に脈々と流れる精神を感じとっていただき、２１世紀の未来を考える場としたいと考えております。

　第６６回として、１２月２０日（水）１８時から『時計台サロン「農学部に聞いてみよう」』を札幌市時計台ホールで開催いたします。事前の申し込みは不要で、入場無料です。
　ぜひ皆様お誘い合わせのうえご参加ください。

　なお、次回以降についても、このホームページでご案内いたしますので、どうぞご参照ください。

第６６回テーマ「食中毒菌をやっつける！」

　食品の安全性、とりわけ食中毒菌を原因とする食中毒に代表される微生物的な安全性の確保は消費者にとっても生産者にとっても重要な問題です。基本的には細菌による食中毒予防の三原則「つけない、増やさない、やっつける」を守ることが重要です。この「やっつける」方法としては加熱が一般的ですが、加熱できない生鮮食品の場合にはどうするのでしょうか？より豊かで安全な食生活を実現するために、様々な新しいアプローチが開発されています。それらについて長年研究をされてきた二人の研究者から話題を提供します。

講義１　「加熱だけじゃない！最先端の撃退術」
北海道大学大学院農学研究院教授　小関　成樹　氏

講義２　「ウイルスで予防？最新研究」
北海道大学大学院水産科学研究院助教　山木　将悟氏

司会：北海道大学大学院農学研究院准教授　加藤　知道　氏

ご興味のある方は是非ご参加ください！
※内容は多少変更になる可能性がございます。