2022年
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第60回時計台サロン「農学部に聞いてみよう」開催

 北海道大学農学部・農学院・農学研究院では、札幌市時計台(正式名:旧札幌農学校演武場)において、時計台サロンを開催しています。
 札幌農学校演武場は、札幌農学校初代教頭クラーク博士が発案し、2代教頭ウィリアム・ホイラーが基本構想図を作り、開拓使工業局安田喜幸が設計監督した木造建築で、ここから新渡戸稲造、内村鑑三をはじめ多くの卒業生が旅立ちました。

 札幌農学校は現在の北大農学部です。私たちが受け継いできた札幌農学校の伝統をふたたび現在に甦らせるべく、その精神を受け継いだ著名な卒業生や現役の教育・研究者の講演を、広く市民の皆さんに公開することにしました。
 現在は、200万都市札幌の真ん中に位置する時計台です。北海道大学に脈々と流れる精神を感じとっていただき、21世紀の未来を考える場としたいと考えております。

 第60回として、12月13日(火)18時から『時計台サロン「農学部に聞いてみよう」』を時計台会場及びオンライン(Zoom)でハイブリッド開催いたしますので、ご興味のある方は是非ご参加ください。入場・視聴無料で、オンライン参加のみ申込みフォームから事前申込みが必要です。なお、時計台会場・オンラインともに人数に上限がございますので、以下をご確認ください。

【直接会場参加の場合】
・入場無料、申込不要です。新型コロナウィルス感染拡大防止のため、先着70名とさせていただきます。

【オンライン(Zoom)参加の場合】
・申込み期限:12月11日(日)まで
・視聴は無料、先着500名までとさせていただきます。以下のフォームより事前にお申し込みください。
 https://forms.gle/CFkukf29DBU51yTi9

 なお、次回以降についても、このホームページでご案内いたしますので、どうぞご参照ください。

第60回テーマ「北海道の米と水田は今」(おコメ企画第1弾)

講義1 「北海道米のブランド化への挑戦と市場動向」
酪農学園大学教授 相原 晴伴

 北海道の米は、「ゆめぴりか」が登場してから全国的なブランドとなった。その背景には、品種改良に加えて、農家や農業団体による産米改良の努力があった。しかし、米を巡る状況が厳しくなった今、北海道の米産地としての方向を探る。

講義2 「石狩川の流域開発と水田の今」
北海道地域農業研究所所長・北海道大学名誉教授 坂下 明彦

 石狩川流域は戦前からの水田開発により、北海道の、そして日本の主要な米産地となった。しかし、1970年から続く長期の水田転作により、流域の上中下流では水田利用に大きな差がみられる。今年から始まる水田転作政策の見直しによる影響はいかに。

司会:北海道大学大学院農学研究院 教授 板橋 衛

ご興味のある方は是非ご参加ください!
※内容は多少変更になる可能性がございます。