トピックス

　2022年6月10~12日に武庫川女子大学（兵庫県西宮市）で開催された第76回日本栄養・食糧学会大会において、農学院生命フロンティアコース修士課程2年の水落圭紀さん（食品機能化学研究室）が、「トピックス賞」および「学生優秀発表賞」をダブル受賞しました。

発表演題
「アネキシンA10遺伝子欠損マウスのパイエル板濾胞関連上皮層およびリンパ濾胞における遺伝子発現解析」

○水落圭紀1, 岩瀬拓真1, 逢坂文那1, 内山孝司2, 田邊宏基3, 山本達朗3, 園山慶 1（1北大院農, 2北里大理, 3名寄市大）

　小腸のリンパ節であるパイエル板の上皮細胞に発現しているアネキシンA10の生理機能はこれまで不明でした。水落さんの研究では、この遺伝子をノックアウトしたマウスを用いてパイエル板における遺伝子発現を網羅的に解析し、アネキシンA10が外来抗原の取込みの調節に関わっていることを示唆しました。

　なお，日本栄養・食糧学会は1947年に設立され、栄養科学ならびに食糧科学に関する学理および応用の研究についての発表、知識の交換、情報の提供を行う事により、栄養科学、食糧科学の進歩普及を図り、わが国における学術の発展と国民の健康増進に寄与することを目的としています。第76回大会では、一般講演として503演題の発表が行われ、その中でトピックス賞として19演題が選定され、また学生優秀発表賞は一次選考を経た40演題の中から最終審査を経て10演題に授与されました。

公益財団法人 日本栄養・食糧学会ウェブサイト
https://www.jsnfs.or.jp/

水落圭紀さん