農学院生命フロンティアコース(生物有機化学研究室)修士課程1年の井上史朗さんが第3回北大・日立協働教育研究支援プログラムに採択されました

 社会課題解決に貢献できる高度な技術の研究開発に取り組む人財育成を目的に、株式会社日立製作所と国立大学法人北海道大学により、表題のプログラムが2020年4月より開始されています。

 本プログラムは、北大の大学院博士課程に在学する大学院生を対象に奨学金と研究費を支給する給付型奨学金です。この度、大学院農学院生命フロンティアコース応用生物化学ユニット・生物有機化学研究室M1の井上さんが2023年4月から本プログラムより支援を受けることが決定しました。

 井上さんは「有機農業推進に指向した天然殺虫成分ピレスリン生合成鍵酵素の同定と高効率なピレスリン生産法の開発」というタイトルで世界が直面する環境課題の解決を目指し研究活動に精進する予定です。今後は修士論文を完結させるための研究活動と、博士課程に移行するために必要な試験勉強が待ち受けていますが、今後の頑張りが期待される次第です。

ピレスリン生産に欠かせない除虫菊と井上さん