農学部でオーストラリア政府「新コロンボ計画」による学生を受入れ

 8月24日(水)〜11月2日(水)の日程で,オーストラリア政府の海外留学奨学金制度である新コロンボ計画の下,シドニー大学の学生7名が農学部特別聴講学生として来学しました。7名は農学部において農業土木,土壌,畜産,育種,農業経済に関する授業を受講したほか,農学部と連携協定を結ぶ栗山町,平取町においてそれぞれ4週間にわたる農業実習を経験,トマトや稲の収穫作業のほか,地域の小学校やお祭りに参加,書道や茶道など,日本文化に触れる機会もありました。

 11月1日(火)には農学部において修了式が開催され,両町の受け入れ先である11の農家の方々ほか,栗山町農業振興公社,平取町の方々をお招きして感謝状贈呈式も行われました。シドニー大学の学生は,農家へのホームステイも経験しており,地域のみなさまと密に交流してきたことを窺うことのできる沢山のエピソードが披露されました。当初は言葉の壁もあり,不安であった受け入れ農家の方々からは,長いと思われた受け入れ期間があっという間に終わってしまうほど楽しい時間を過ごす事ができたこと,学生達からは,沢山のことを教えてもらった感謝の言葉が聞かれ,時折涙ぐむ姿も見られ,別れを惜しみました。

 また修了式には,シドニー大学からブライアン・ジョーンズ先生が来学され,学生達の約2ヶ月にわたる実習の成果を共有することができました。本プログラムが初の試みであったことから,当初不安もあったとのことでしたが,日々学生達から送られる日報をみる中で,プログラムの成功を確信したとのことで,栗山町,平取町,ならびに農学部への感謝の気持ちを表明されました。

栗山町での実習の様子
平取町での実習の様子
感謝状贈呈式の様子
修了式後の集合写真