農学院環境フロンティアコース修士課程1年の高橋コウさん(生態系管理学研究室)が日本蘚苔類学会第55回(2026年)大阪大会にて優秀発表賞を受賞
2026-08-26
2026年8月7日~9日に大阪府立少年自然の家(貝塚市)にて開催された日本蘚苔類学会第55回(2026年)大阪大会において、農学院環境フロンティアコース修士課程1年の高橋コウさん(生態系管理学研究室)が優秀発表賞を受賞しました。発表内容は、樹木生物学研究室在籍時に実施した卒業論文研究を発展させたものです。
発表演題と発表概要は以下のとおりです。
発表演題:
「札幌での葉状性タイ類の越冬について」
高橋コウ¹、森本淳子2、荒川圭太2
(¹北海道大学大学院農学院、²北海道大学大学院農学研究院)
発表概要:
コケ植物のグループの1つである葉状性タイ類は他のコケ植物と比較して凍結抵抗性が低い傾向にあります。しかし、葉状性タイ類が寒さの厳しい札幌でどのように越冬しているのかは、よく知られていません。本研究では北海道大学札幌キャンパス内で採取した3種の葉状性タイ類について、2種類の方法を用いて凍結抵抗性を定量的に比較し、その越冬機構の違いを考察しました。ゼニゴケ(Marchantia polymorpha ssp. ruderalis)は特に凍結抵抗性が高かったが、マツタケジャゴケ(Conocephalum toyotae)とミカヅキゼニゴケ(Lunularia cruciata)は凍結ストレスによる傷害を負いやすく、積雪層の断熱効果に頼って越冬しているものと考えられました。また、ミカヅキゼニゴケは大きな凍結傷害を負っても高い再成長能力により個体を維持していることが考えられました。
賞の概要:
日本蘚苔類学会大会発表賞は、学会の会則に基づいて設けられた賞で、成果発表を行う学生や非常勤研究員が対象です。受賞者は、選考委員会によって評価され、優秀な発表者に贈呈されます。
