農学研究院 松島肇准教授、大越陽学術研究員、農学院修士課程2年の安達圭吾さん(花卉・緑地計画学研究室)が2026年度日本造園学会全国大会にてベストポスター賞を受賞

2026年5月16日(土)に大阪公立大学で開催された2026年度日本造園学会全国大会にて、花卉・緑地計画学研究室に所属する松島肇准教授、学術研究員の大越陽さん、農学院修士課程2年の安達圭吾さんの3名がそれぞれベストポスター賞を受賞しました。

発表演題と概要は以下のとおりです。

 

①Nature Positive を目指したハイブリッド・インフラの社会実装

松島肇1、鈴木玲2、木村浩二3、鈴木雅人4、平吹喜彦5、黒沢高秀6、島田直明7、岡浩平8、大越陽1、植野晴子9、鐘向梅9、徐梦林9、今富有紀10、真見和樹10(1: 北海道大学大学院農学研究院、2: 北の里浜花のかけはしネットワーク、3: 雪印種苗(株)、4: 国際航業(株)、5: 東北学院大学、6: 福島大学、7: 岩手県立大学、8: 広島工業大学、9: 北海道大学大学院農学院、10:グリーン産業(株))

世界的に⽣物多様性の回復を⽬指した Nature Positive が求められています。本報告では、東⽇本⼤震災からの復旧・復興事業で整備された防災インフラに対して、地域の⾃⽣種を⽤いた緑の要素を付加する⼿法を紹介し、いわゆるグレー・インフラとグリーン・インフラを融合させたハイブリッド・インフラとしての可能性を検証し提案しました。

 

②新しい自然公園の区域指定を目指したシナリオ提示による合意形成の試行:野付半島・風蓮湖・根室半島地域における事例

大越陽1、松島肇1、愛甲哲也1、井上貴央1、上田裕文1、近藤玲介1、首藤光太郎1、鈴木一平1、徐梦林2(1: 北海道大学、2: 臨沂大学)

国定公園の新規候補地である野付半島・⾵蓮湖・根室半島地域にて、公園区域について保全・産業・観光を重視した 3つのシナリオを提⽰し、ワールドカフェ形式でのワークショップにより地域関係者の意⾒を収集しました。その結果、これまで認識されていなかった自然資源等についても参加者が保護上重視している地点が抽出され、この手法の有用性が確認されました。

 

③衛星画像と機械学習による枯死率を用いた落枝リスク推定

安達圭吾1、松島肇1、森本淳子1、愛甲哲也1、北岡真吾1(1: 北海道大学)

都市樹⽊の⽼齢化によって事故リスクは年々増⼤しており、予防的かつ効率的な管理が求められています。しかし、従来の⽬視診断はコストが⾼く、 UAV 運⽤も法規制上の制約があるため、都市部での利用は困難です。 本研究では、 WorldView-3 衛星画像を⽤い、 ランダムフォレスト分類モデルにより枯死率を指標とした落枝リスクの推定⼿法を構築し、その有効性を評価しました。

 

日本造園学会では、全国大会ベストポスター賞として、会員の萌芽的な学術研究活動を奨励し、研究・実務ともに今後の活躍が期待される会員の育成を主眼として、全国大会で優秀なポスターを表彰しています。

 

左から大越陽さん、安達圭吾さん、松島肇准教授