第43回 あぐり大学「札幌キャンパス生き物探し」を開催
2025-08-05
農学部において、7月26日(土)にあぐり大学を開催しました。
あぐり大学は、北海道大学農学部と北海道新聞編集局が2014年度から一緒に行っている連続親子講座で、「食と農」について、頭と体を使って学ぶ体験型講座です(農学同窓会後援)。農学部の複数の学科から、学生もスタッフとして参加しています。
第43回となる今回は、「札幌キャンパス生き物探し」のタイトルで、森本淳子教授(生態系管理学)にあぐり博士をご担当いただきました。
私たちの生活は、様々な生き物とそのつながりに支えられています。実は都会の中にも多くの生き物がいます。今回は、札幌キャンパス内の2つの場所(エルムの森と水辺の森)で植物と昆虫を観察しました。
初めに、「札幌キャンパスの自然の成り立ち」についてあぐり博士に分かりやすく解説していただきました。その後、参加者は「植物班」と「昆虫班」に分かれて、エルムの森と水辺の森の環境と生き物を観察・比較しました。例えば、森の茂り具合、枯れ枝や枯れ葉、日当たり、土の湿り具合がどのように違うのかを調べながら、そこにいる植物や昆虫の種類や数も観察しました。参加した親子は実際に目で見て、手で触って、森の様子を体験しました。観察の後は、班ごとに話し合いを行い、環境によって植物や昆虫の種類や数にどのような違いがあったか、その理由についての考察を代表者が発表しました。あぐり博士からは、それぞれの発表について、分かりやすく解説していただきました。
参加の子どもたちは、調査を通して想像以上に多くの動植物が存在することに感動した様子でした。自然に触れながら楽しく学べた1日となりました。