農学研究院 細江隼平 学術研究員(食品加工工学研究室)が第10回北海道大学部局横断シンポジウムにおいて研究助成採択奨励賞を受賞

 2024年9月6日(金)に開催された北海道大学内の若手研究者の交流と融合研究の創成を目的とする『第10回北海道大学部局横断シンポジウム』において、農学研究院の細江隼平 学術研究員(食品加工工学研究室)が研究助成採択奨励賞を受賞しました。
 奨励賞は、優れた分野融合研究を推進している部局間共同研究に対して授与されます。

受賞にかかる研究業績課題と概要は以下のとおりです。

研究業績課題名:
データ解析と理論的アプローチを用いた食品汚染細菌数の確率分布推定
細江 隼平1, 田﨑 創平2, 小関 成樹1, 小山 健斗1
農学研究院 食品加工工学研究室1 ,理学研究院 数学部門 数学分野2

発表者:細江 隼平

発表概要:
有害細菌による食中毒リスクを適切に評価し低減するための方策を提案できるような情報基盤を構築することを目標に、細菌による食品汚染の実態解明に取り組んでいます。具体的には、国内外の食品の汚染状況に関するデータを収集し、食品から検出された細菌、細菌数、生産地域、食品の種類などの情報を関連付けたデータベースを作成しています。今後、データベースをもとに細菌数の確率分布を推定し、「どの食品がどのような食中毒細菌にどのくらい汚染されているのか」を明らかにし、リスク評価の精度向上に寄与することが期待されます。

 

(参考)
シンポジウムURL: https://www.igm.hokudai.ac.jp/bos/bos10/