第41回 あぐり大学「わたしたちのくらしと酵(こう)素」を開催
2024-09-18
農学部において、9月7日(土)にあぐり大学を開催しました。あぐり大学は、北海道大学農学部と北海道新聞編集局が2014年度から一緒に行っている連続親子講座で、「食と農」について、頭と体を使って学ぶ体験的講座です(農学同窓会後援)。農学部の複数の学科から、学生もスタッフとして参加しています。
第41回となる今回は、「わたしたちのくらしと酵(こう)素」のタイトルで、奥山 正幸(おくやま・まさゆき)教授(分子酵素学)にあぐり博士を、田上 貴祥(たがみ・たかよし)准教授に「影のあぐり博士」をご担当いただきました。
「酵(こう)素」と聞くと、みなさんはどんなことをイメージするでしょうか?世の中では健康食品としての酵素が有名ですが、実は酵素はわたしたち生物が生命活動をいじするために必要です。そして、わたしたちの生活をうるおすためにもさまざまに利用されています。今回は、初めに「ご飯をよく噛んで食べると甘くなる」ことを参加者に体験してもらい、そのときに口の中で起こっていること、「酵素の働きでデンプンが分解されてブドウ糖ができる」ことについてクイズを交えながらあぐり博士に解説していただきました。続いてあぐり博士の解説を実際に実験によって確かめました。最後に、目には見えない酵素を大学ではどのように見ているのか、大きさや形について、少し難しい内容にも踏み込み、詳しく説明していただきました。
参加者の子どもたちがあぐり博士に積極的に質問する場面も多くあり、楽しんでいただけた様子でした。