農学院環境フロンティアコース修士課程2年の粒來綾香さん(花卉・緑地計画学研究室)が令和8年度日本造園学会北海道支部大会口頭発表で受賞

令和8年10月3日に開催された日本造園学会北海道支部大会において、農学院環境フロンティアコース修士課程2年の粒來綾香さん(花卉・緑地計画学研究室)が口頭発表優秀賞を受賞し、賞状を授与されました。以下、受賞した発表の講評です。

 

発表演題:

「大雪山国立公園における登山者のヒグマ対策の実態について」
 粒來 綾香(北海道大学大学院農学院)

発表概要:

本研究は、近年深刻化するヒグマとの軋轢を背景として、登山者によるヒグマ対策の実態と個人属性との関連を明らかにした研究です。アンケート調査により、音のなるものやクマ撃退スプレーの携帯、ヒグマ出没情報の収集状況等、登山者の具体的な対策行動を把握するとともに、登山者の年代や性別等の属性との関連を定量的に示している点が評価できます。特に、道内外の居住者による対策行動や情報収集の違いを明らかにしたことは、登山者の属性に応じた効果的な情報提供やリスクコミュニケーションを検討するうえで有用な知見です。さらに、得られた知見を分かりやすく示し、質疑応答においても適切に対応できていたことから、研究内容の理解度と発表技術の両面において総合的に高く評価し、優秀賞に選定しました。

 

公益社団法人・日本造園学会は、造園という伝統的な職能が蓄積してきた技術と文化のうえに、近代的な理論と科学的体系を構築することを目的として設立された学術団体です。北海道支部では、毎年秋に支部大会を開催し、総合的に優れていると判断された学生の発表に「口頭発表優秀賞」を、独創的な着眼点や新規性が特に顕著であった発表に「口頭発表奨励賞」を授与しています。

受賞した粒來綾香さん