ザンビアで新しいイネ品種の開発を行うために研修を実施
農学研究院では、独立行政法人科学技術振興機構(JST)と独立行政法人国際協力機構(JICA)が共同で実施するScience and Technology Research Partnership for Sustainable Development (SATREPS)に研究提案が採択され、南部アフリカのザンビアでプロジェクトを実施しています。
SATREPSは、地球規模課題解決のために日本と開発途上国の研究者が共同で研究を行うプログラムで、農学研究院の開発経済学研究室と植物育種学研究室はザンビアの研究機関と連携してイネの新品種開発を行っています。
今回は6月30日(火)から8月28日(金)まで、このプロジェクトの共同研究者であるザンビア人研究者3名を北海道大学に招き、研修を実施しました。
本プロジェクトには日本とザンビアの研究機関に所属する自然科学と社会科学分野の研究者が多数参加しています。また、農家も研究を進めるうえで重要なパートナーと位置付けています。プロジェクトでは、新品種の候補となるイネを育成し、現地の農家に試験栽培してもらいながら、その特性や有用性を評価します。今回の研修では、調査によって得られた新たな知見を学術論文としてまとめることを目標に、現地で取得したデータについて議論しながら統計解析を中心に分析作業を進めました。
研修期間中には雨竜郡沼田町と岩見沢市の稲作農家を訪問し、日本の稲作を視察しました。研修生からは活発に質問が寄せられ、日本のイネ栽培技術や農業経営への理解を深めました。
8月26日(水)には、研修の総括として農学部会議室でセミナーを開催し、研修生が担当する研究テーマについて進捗状況を報告しました。
プロジェクトの最終的な目標は、ザンビアの稲作農家にとって有益なイネ品種を短期間で育成するシステムを開発することです。プロジェクトは2028年9月まで続きますが、残りの期間も研究成果の社会実装に向け、引き続き協力して研究を進めていくことを確認しました。
プロジェクトの詳細については、以下のサイトをご確認ください。
https://www.jst.go.jp/global/kadai/r0408_zambia.html



