農学研究院 比良 徹教授(食品機能化学研究室)が日本農芸化学会2025年 B.B.B.論文賞を受賞

農学研究院の比良 徹教授(食品機能化学研究室)が日本農芸化学会2025年 B.B.B.論文賞を受賞しました。

授賞論文の概要等は以下のとおりです。

 

論文タイトル:
Oral administration of L-lysine potently promotes glucagon-like peptide-1 secretion and lowers glycemic response in rats(ラットへのL-リジンの経口投与はGLP-1分泌を強力に促進し、血糖上昇を抑制する)

著者:
Akiho Irie, Tohru Hira(入江 明歩、比良 徹)

掲載誌:
Bioscience, Biotechnology, and Biochemistry(日本農芸化学会が発刊する英文学術誌。動物、植物、微生物が示す生命現象、およびこれらの生物が生産するものの化学構造や機能、そしてこれらに関連する事柄を化学的、生物学的に解析した優れた論文を掲載)

巻号など:
Volume 89, Issue 11, November 2025, Pages 1630–1639

DOI:https://doi.org/10.1093/bbb/zbaf124

概要:
消化管ホルモンの一種GLP-1は、インスリン分泌促進、満腹感誘導など、食後の生理応答を調節します。GLP-1の各種栄養素によって促進されますが、20種類のアミノ酸のうち、リジンにも強力なGLP-1分泌促進作用があることを、ラットへの経口投与試験にて明らかにしました。さらに、リジンとカルシウムを共投与することでGLP-1分泌促進作用が高まり、血糖上昇が抑制されること、その作用メカニズムとして、一部のアミノ酸、ペプチドの受容体として機能するCaSRが関与することなどを明らかにしました。

 

B.B.B.論文賞とは、日本農芸化学会英文誌Bioscience, Biotechnology, and Biochemistryに掲載されたRegular Paperより毎年優秀な論文に授与されるものです。
https://www.jsbba.or.jp/about/awards/about_awards_bbb_journal.html

 

B.B.B.論文賞の賞状