第45回 あぐり大学「イモはどうやってできる?」を開催
2025-11-10
11月1日(土)に第45回あぐり大学を開催しました。
あぐり大学は、北海道大学農学部と北海道新聞編集局が2014年度から一緒に行っている連続親子講座で、「食と農」について、頭と体を使って学べる体験型講座です(農学同窓会後援)。農学部の学生たちも複数の学科からスタッフとして参加しています。
今回は、「イモはどうやってできる?」のタイトルで、志村華子教授(作物生理学)にあぐり博士を担当いただきました。また、特別に藤野介延教授(作物生理学)にもご協力いただきました。
私たちが普段から色々なお料理やおやつで世話になっているイモですが、イモはどんなふうにできているか知っていますか?イモの中には何が入っているのでしょうか。植物は、なぜイモを作るのでしょうか。今回は、ジャガイモを使って、イモの不思議や芽の不思議について学びました。
最初に、「植物のからだの作り」についてあぐり博士にクイズを交えながら分かりやすく解説していただきました。参加者たちは、植物の体は役割が違う様々な部位からできていることを学びました。ジャガイモは「茎」であり、「芽」があることがポイントだと学びました。その後、参加者は顕微鏡を使って「芽」のもとになる「茎頂分裂組織(けいちょうぶんれつそしき)」やでんぷんを貯蔵しているアミロプラストを観察しました。
参加した子どもたちからは歓声があがる場面も多く、特に顕微鏡を使った観察ではとても楽しんでいる様子でした。実験の楽しさや難しさを大いに経験できた1日となったようです。

