2025年
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第74回時計台サロン「農学部に聞いてみよう」を開催

 北海道大学農学部・農学院・農学研究院では、札幌市時計台(正式名:旧札幌農学校演武場)において、『時計台サロン「農学部に聞いてみよう」』を開催しています。

 第74回を以下のとおり開催しますのでぜひご参加ください。

 なお、今年度も”皆勤賞”(4月・6月・10月・12月のサロンに出席カードを持参して出席)がありますので、出席カードをお持ちの方はお忘れのないよう、また、初めてのご参加ももちろん大歓迎です。皆様のご出席をお待ちしております!

第74回テーマ 酪農の未来

日時:10月15日(水)18時から
場所:札幌市時計台ホール(札幌市中央区北1西2)                       

事前申込は不要で、入場無料ですので、お気軽に当日会場へお越しください。

【講演】
「酪農の明日を支えたい―酪農家の親父の小言―」
 講師:佐々木 二郎 氏(北海道TMRセンター連絡協議会 相談役・浜頓別エバーグリーン 相談役)
「明日の酪農と市民―オランダの事例に学ぶ―」
 講師:岡田 直樹 氏(秋田県立大学 教授)

———テーマ概要———–
 私たちの暮らしにおいて、牛乳・乳製品は必需品として根付いています。そして、北海道は、その原料を生産する一大酪農地帯として発展してきました。ところが今日、担い手の減少、飼料価格やエネルギー価格の高騰などの不安定な営農条件、環境負荷の削減要請等の下で、酪農の在り方はゆさぶりをかけられています。
 第74回時計台サロンでは、先駆的な動きがみられる国内外の事例を参考にしつつ、私たちは未来の酪農をどのような形にしていく必要があるのか、また、そこに市民はいかに関わるのか、など、これからの酪農の在り方について考えます。
※内容は多少変更になる可能性がございます。


 札幌農学校演武場は、札幌農学校初代教頭クラーク博士が発案し、2代教頭ウィリアム・ホイラーが基本構想図を作り、開拓使工業局安田喜幸が設計監督した木造建築で、ここから新渡戸稲造、内村鑑三をはじめ多くの卒業生が旅立ちました。

 札幌農学校は現在の北大農学部です。私たちが受け継いできた札幌農学校の伝統をふたたび現在に甦らせるべく、その精神を受け継いだ著名な卒業生や現役の教育・研究者の講演を、広く市民の皆さんに公開することにしました。
 現在は、200万都市札幌の真ん中に位置する時計台です。北海道大学に脈々と流れる精神を感じとっていただき、21世紀の未来を考える場としたいと考えております。