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第72回時計台サロン「農学部に聞いてみよう」を開催
北海道大学農学部・農学院・農学研究院では、札幌市時計台(正式名:旧札幌農学校演武場)において、『時計台サロン「農学部に聞いてみよう」』を開催しています。
第72回を以下のとおり開催しますのでぜひご参加ください。
なお、令和7年度の時計台サロンすべてに出席カードを持参して参加された方には、年度最後の時計台サロン終了後に皆勤賞の授与を予定しておりますので、今年度最初のサロンへのご出席をお待ちしております! (出席カードは今回配付いたします。)
第72回テーマ 自然から始まるお乳の秘密
日時:4月16日(水)18時から
場所:札幌市時計台ホール(札幌市中央区北1西2)
事前申込は不要で、入場無料ですので、お気軽に当日会場へお越しください。
【講演】
どうぶつの子育て方法がミルクの濃さを変える
講師:浦島 匡 氏(帯広畜産大学食料生命科学部門 名誉教授)
細胞が牛乳成分をつくるプロセス
講師:小林 謙 氏(北海道大学大学院農学研究院 准教授)
【テーマ概要】
動物が餌からエネルギーを得て乳を分泌するのは当然なことのように聞こえますが、動物ごとの乳の濃さや合成過程についてはあまり知られていません。摂取する餌の種類、栄養素の吸収と乳成分の合成過程といった内容をお伝えします。
1つめの講演では、自然の中で動物子育て方法とそれに伴うお乳の濃度の関係について紹介し、2つめの講演では牛の乳腺での乳成分の合成、a)血液からの栄養素取り込み、b)乳汁の合成、c) 乳汁の分泌過程を紹介します。
※内容は多少変更になる可能性がございます。
札幌農学校演武場は、札幌農学校初代教頭クラーク博士が発案し、2代教頭ウィリアム・ホイラーが基本構想図を作り、開拓使工業局安田喜幸が設計監督した木造建築で、ここから新渡戸稲造、内村鑑三をはじめ多くの卒業生が旅立ちました。
札幌農学校は現在の北大農学部です。私たちが受け継いできた札幌農学校の伝統をふたたび現在に甦らせるべく、その精神を受け継いだ著名な卒業生や現役の教育・研究者の講演を、広く市民の皆さんに公開することにしました。
現在は、200万都市札幌の真ん中に位置する時計台です。北海道大学に脈々と流れる精神を感じとっていただき、21世紀の未来を考える場としたいと考えております。