多少の失敗は気にせず柔軟な頭で北海道を味わって成長してください!

北海道大学農学部への志望動機

高校時代に星野道夫の旅する木を読み、知床半島に憧れ、自然豊かな北海道でのびのびと大学時代を過ごしたいと思ったためです。農学部志望は、その流れで自然に関する研究をするために志望しました。

森林科学科への進学理由

ワンダーフォーゲル部での活動で川下りや山奥での沢登りを楽しむ中で、美しい自然に夢中になるだけでなく、それを形作る自然現象の一つである土砂移動へ興味を持ち、流域砂防学研究室のある森林科学科に進学しました。

ここでよかった!今の仕事につながる研究内容

現在、防災に関する仕事をしていますが、山奥で土砂が移動しただけでは災害にはならず、移動した土砂が、家やインフラに被害を及ぼして初めて災害になります。フィールドでの研究だけでなく、行政や民間企業の会議に同席させていただくことで、その意識を持つようになりました。そこから研究やそこで得た基礎知識を元に社会に直接役に立ちたいと考えるようになり、現在の仕事を選びました。

国土交通省での仕事内容

北陸地方の治水行政全般に携わっています。異動直後ですが前はそのうち砂防事業を専門に土砂災害防止のためのハード・ソフト対策を進めていました。大規模災害時には直後に現場に入り、現地調査や復旧工法に関する助言を行い、市町村の復旧・復興の支援を行います。

これから進学する皆様へ

人を説得する時や困難なことに共に取り組む時は、自分が本気でそれが正しいと信じて進まないと伝わりません。まず自分を信じてまっすぐ進んで下さい!自分がでも間違っていたら、素直に軌道修正する柔軟さももつことは大事ですよ。


令和2年7月豪雨の被災自治体支援として土砂災害の調査をしながら、後輩に山が崩れている状況を説明しています。