自分の興味外かなと思ってもそこにどっぷりつかってみると、新しい世界が広がっていきます。

北海道大学農学部への志望動機

農業が盛んな北海道をフィールドとして学べることに魅力を感じて志望しました。また、同じキャンパスに様々な学部があり、農学部以外の人とも交流できることにも惹かれました。でも、一番はやはり広大な北海道で学生生活を過ごしてみたいなと思ったからです。

農業経済学科への進学理由

中学までは国境なき医師団に憧れて医療を学びたいなと思っていましたが、開発途上国の課題について調べる中で多くの人々の毎日の食を支える農業に興味を持ち、特に農業にかかわる人や社会の構造を学ぶことができる農業経済学科を選びました。

ここでよかった!今の仕事につながる研究内容

日本の食を背負う方々の話を聞くことができた貴重な経験を得たことです。実習で農家さん、農協職員、市場関係者、食品会社の社長さん等様々な方から話を聞きくことができ、日本の農業技術の素晴らしさを教えて頂きました。社会人になってからは日本の素晴らしい技術が世界各国で活かされ、その国の発展につながればと思い日々仕事に取り組んでいます。学科で得た多くの実習機会や授業は自分の原体験になっています。

国際協力機構(JICA)での仕事内容

開発途上国で「国創り」の仕事をしています。相手国の政府機関(省庁職員)の方との協議を通じて、その国の発展に日本の強みを生かして何ができるのかを考え、事業計画を立て、実施のための運営管理を行います。これまで、アフリカにおける稲作の栽培技術向上事業などを担当してきました。

これから進学する皆様へ

学生のうちにぜひ海外に出て刺激を受けると同時に、日本も旅して日本の良さ、強み、魅力との対比を感じてください。また、興味ないかも、と思ったことでも足を突っ込んで学んでみると新しい世界が見えてきます。


ウガンダ北部の視察先で現地の農業普及員と農家を訪問し、ヒアリングしているところ。