「誰も知らない真実を知る」快感は一生忘れられません

北海道大学農学部への志望動機

私の出身地から遠く離れた北海道への興味やあこがれから北海道大学に進学しました。学部移行を考えた際に、もともと生物・植物に興味があったことから農学部に移行しました。

生物資源化学科への進学理由

生物資源科学科は「植物から動物まで」「圃場からラボまで」と、とにかく研究対象・手法のバラエティーが豊かなことが魅力でした。また、当時読んでいた微生物を扱った漫画の影響も相まって、「植物病理学」を学びたいと感じて生物資源科学科を選びました。 

ここでよかった!今の仕事につながる研究内容

いわゆる「学生実験」は成功するのが当たり前ですが、研究活動では成功よりも失敗の方が圧倒的に多いことが一般的です。私も毎日試行錯誤の繰り返しでした。いろいろ試した後に思い通りの結果が出たり、成功が積み重なって研究成果がまとまったりしたとき、1日中スキップしたくなるような言葉にできない快感を味わうことができました。この気持ち良さは中毒性があるので、今の仕事で研究する中で大きなモチベーションになっています。

農研機構での仕事内容

農業人口が減少している昨今、耕地面積を維持・拡大していくためには農作業をこれまで以上に省力化する必要があります。そのために、農業機械作業とICTを融合した次世代の農業を作るべく日々研究しています。

これから進学する皆様へ

何でもいいので熱中できることを見つけてください。部活動・サークル・アルバイト・趣味・恋愛…などなど、研究でなくても問題ありません。大学生活はそれができる時間と環境はあります。その経験が今後の生活に生きてくると思います。


初めて乗った田植機。乗っているのは農研機構が開発した自動運転田植機です。