キャンパス内の圃場が育んだ「作物」への興味

北海道大学農学部への志望動機

なんとなく家庭菜園等が好きで植物への興味が強かったことに加え、一度地元である千葉から離れた土地で勉強してみたいという思いもあり、農業が盛んな北の大地を選びました。

生物資源科学科への進学理由

入学当初はバイオテクノロジーのような実験室中心の研究をしたいと思っていましたが、農学部の授業を受けたり、敷地内にある農場の作物の様子を見ていく中で、次第に圃場での作物栽培に対する興味が強くなり、生物資源科学科の作物学研究室を選択しました。

ここでよかった!北大で学べたことの喜び

研究室で作物栽培の基本や作物生育の解析方法、試験結果の考察の仕方などがしっかりと身についていたこと、そしてそれらは海外で研究する際にも、自信を持っていいレベルであることを、研究室を離れてはじめて気がつきました。学生や先生、技術職員の方々と協力し合いながら研究を進める中で、様々な作物の生育に触れることができた経験が、「どこに行ってもやっていける!」という大きな自信に繋がっています。

東北農業研究センターでの仕事内容

2010 年10 月にインドのICRISAT(国際半乾燥地熱帯作物研究所 ポスドク研究員)から現研究センターに研究員として赴任しました。飼料自給率向上のため、サイレージ用のトウモロコシや大豆の省力的栽培体系に関する研究に携わっています。

これから進学する皆様へ

生物資源科学科の枠にとらわれず、農業経済や農業機械などに少しでも興味があれば、積極的に授業を受けるといいと思います。せっかくいろんな分野を学ぶことのできる恵まれた環境にいるのですから!


「研究職志望者は職が決まるまでの厳しい状況下でもしっかりと専門性を高めつつ、幅広い知識と経験を深めていくことが大切です」と語る内野さん