粘り強く続けていくことの大切さを森林学科で学んだ

北海道大学農学部への志望動機

北海道で暮らすことに対して漠然とした憧れがありました。また、農林業について学びたいという思いもありましたので、その両方を満たす北海道大学農学部へ進学しました。

森林科学科への進学理由

森林科学では、「森林」に対して林業、木材、生態、自然、エネルギーなど様々な分野からアプローチします。農学部らしいことを学びたいけれど生物学が苦手だった私には、幅広い視点から取組めそうで魅力を感じました。

ここでよかった!今の仕事につながる研究内容

現場で行われた実習を通して、広大な北海道の森林の世界に触れることができました。静岡県の森林とは規模・気象・地形などが大きく異なりますが、林業のこれからを考える際、非常に参考になっています。研究室では、木材の細部構造を調べる研究を行っていました。顕微鏡を長時間使う地道な作業が続きましたが、最後には成果としてまとめることができました。ここで、粘り強く続けていく大切さを学ぶことができました。

静岡県農林技術研究所での仕事内容

県の林務職員として採用され、現在は試験研究機関で林業経営や木材生産に関する研究に携わっています。戦後植林した木が大きく成長していくなかで、いかに効率的に生産活動を行い、木材を有効利用していくかが課題になっています。

これから進学する皆様へ

進路を考える際、元々持っている知識や広く公開されている情報だけで判断するのには限界があると思います。関心がある進学先や就職先には、自ら足を運んで話を聞いてみることをお勧めします。


調査のために山へ行く機会が多いです。技術職員として、現場をよく観察することを大切にしています。