食と健康で社会の役に。研究成果を活かして企業へ
2017-05-19
北海道大学農学部への志望動機
高校では化学と物理を専攻していたので、初めは理工系の道を考えてい ました。しかし、「健康」で人の役に立ちたいという思いが芽生え、 最終的には「食と健康」に興味を持ち、歴史と実績のある北海道大学農 学部を選択しました。
生物機能化学科への進学理由
動物を使って食品素材の生体に及ぼす効果・効能に関する実験をしたか ったので、生物機能化学科(旧農芸化学科)を選びました。
ここでよかった!今の仕事につながる研究内容
所属していた食品栄養学研究室では、大豆たんぱく質加水分解物のもつ食欲調節作用におけるメカニズム解析を行いました。この食欲調節作用には消化管から放出されるホルモンが関係しており、その分泌機構について研究を進め、主要なメカニズムが見えてきた時は嬉しかったです。就職活動では希望の会社へ就職することができ、研究成果を仕事に活かしています。また、研究室の仲間と苦楽を共にした日々も私の中では財産です。互いに刺激しあい、自分の価値観を新たに築けたことは貴重な経験でした。
サントリーウエルネスでの仕事内容
健康科学研究所で、食品素材の効能研究を行っています。培養細胞、動物、ヒトを対象とし、目的の素材が本当にお客様の健康に役立つものかを検証し、商品開発へ繋げていく仕事です。素材の有用性の評価を任されています。
これから進学する皆様へ
「最良の進路を選びたい!」という思いが強すぎると、視野が狭くなりがちで決めきれないことが多くなってしまうものです。何をしている時が楽しいか、何にやりがいを感じるかなど、広い視野で多面的に自分と向き合うと道が開けてくるかと思います。頑張ってください!
食品素材を動物に与えている場面。素材の有用性を評価し、健康づくりに役立つ商品開発をサポートする