北大の授業を通して見えてきた製紙業界への道

北海道大学農学部への志望動機

もともと、農業に興味があり農学部に進学しようと考えていたこと、北海道という地に憧れを持っていたことから北海道大学農学部への進学を決めました。

森林科学科への進学理由

研究内容に興味が持てたことと、研究する上でフィールドワークが多いこと、この二つの点から森林科学科を志望しました。卒業研究だけではまだ不十分な感があり、もっと研究に打ち込みたいと考えて大学院に進学しました。

ここでよかった!今の仕事につながる研究内容

在学中の研究内容は現在の仕事とは直接関係はありませんが、森林科学科での勉強を通して現在の会社への興味が深まり、結果的に就職へとつながったと考えています。森林科学科の授業の中では、王子製紙の苫小牧工場の見学をしたり、チップからパルプを取り出して紙を抄(す)いたりと、現在の仕事へと繋がる内容のカリキュラムがありました。そうした経験を通して製紙業界への興味が高まり、結果的に王子製紙へ就職するきっかけになりました。

王子板紙での仕事内容

現在は名寄工場の事務部で製品担当として働いています。先輩社員に見守られながら、工場で生産される製品の抄順(しょうじゅん)の決定や抄造(しょうぞう)スケジュールの作成など、生産管理の仕事に携わっています。

これから進学する皆様へ

高校や大学入学当初はどんな仕事に興味があるか分からなくても、大学の授業でより専門的な勉強をしていくうちに、具体的にこんな仕事がしたいという興味がわいてくるものです。目標が見つからないと焦らずに、まずは大学の授業を楽しんで。がんばってください。

現在は王子製紙グループの主要会社の一つである王子板紙株式会社に勤務する橋本さん