あきらめない心で美味しいビール造りに挑戦中!

北海道大学農学部への志望動機

道産子ということもあり、高校生の頃から「北海道大学に行きたい!」という憧れがありました。自然が多く広大な農学部のキャンパスで学びたいという思いと、バイオテクノロジーに興味を持っていたので応用科学的な分野や実用的で社会に貢献できる研究をしたいという思いから農学部を志望しました。

応用生命科学科への進学理由

学科選択時は、やりたい研究がまだ明確ではなかったので、より広い分野を学べる応用生命科学科へ。学生実験を通じて「酵素」の面白さを知り、分子酵素学研究室を選択しました。研究は新規酵素を見出すところから始まります。その未知なる機能や構造を解明する面白さをさらに追究したいという思いが募り、大学院に進学しました。

ここでよかった!今の仕事につながる研究内容

在学時の研究テーマは「新規酵素の構造と機能に関する研究」。新規酵素であるため、これまでの知見もほとんどなく、条件を検討しながら実験を進める毎日で、失敗の連続でした。実験をしながら涙を流したこともあります(笑)。失敗を繰り返しながらも修士1年の頃から、実験が進んで色々なことが解明でき、研究が楽しくなりました。運が良かったのもあると思いますが、あきらめずに試行錯誤を繰り返すことの大切さや、結果が得られた時のやりがいや喜びを知った経験は、今の仕事にも活かされています。

サッポロビールでの仕事内容

一言でいうと「ビール造り」です。原料からビールが出来るまでの工程に関わり、製造工程の管理、工程改善、中味品質の確認、香味品質向上の検討、その中での職場運営等々多岐に渡りますが、全ては「美味しいビールを造る」ためです!

これから進学する皆様へ

学生時代は学科選択や進学、就職等悩むことが多いと思いますが、学生だからこそできる学業、サークル活動、アルバイト等の経験が、社会人になった私自身「とても役立っている」と実感しています。自分でやりたいことを選び、色々な可能性に挑戦し、学生生活を楽しんで下さい!


「学生時代に経験した努力や工夫、身に付けたコミュニケーション力は、どの仕事でも必要なスキルになります」と語る鐘ヶ江さん