北大出身の強みを活かして外部の研究機関で活躍

北海道大学農学部への志望動機

私が入学した頃は学部入試ではなく、理系・文系入試の時代。「理系」で入学しましたが、入学後に学部学科を選択できるということ、地元で、かつ、キャンパス環境にも恵まれていることが、北海道大学を志望した強い動機です。

農業経済学科への進学理由

大学2年次に学部学科を選択する頃は、工学系よりも「雄大な北海道農業を総合的に理解したい・考えてみたい」という思いがありました。大学院に進学したのはゼミの担当教官の先生に強く惹かれ、「自分の身を立てる仕事を研究としたい!」と考えたためです。

ここでよかった!今の仕事につながる研究内容

現在は調査研究によって農業経営の経営改善策を解明することを仕事としています。大学での研究内容は今の仕事と直結こそしていませんが、レビュー、分析視点の設定、分析方法の選定等の研究の進め方が生きています。また、現在でも大学時代にお世話になった先生方と連携して調査研究をおこなう、研究会等で検討・アドバイスをいただく等の機会を得ています。北大のネットワークを活かせることは強みとなっています。

中央農業試験場での仕事内容

農業試験場で開発した技術の経済性を評価し、農業経営への普及を図る。また、調査分析により農業経営の経営改善に向けた方策を解明すること。

これから進学する皆様へ

大学以外の研究機関は風土・色合いも異なることから、進路とすることへの心配もあると思います。とはいえ、「研究」として分析・検証をおこなっていくこと、その喜びは変わりません。北大とのネットワークを活かしつつ、大学外の研究機関に就職するのも、なかなか良いものだと思いますよ。


フィールド調査をベースとする平石さん。「仕事に欠かせないものはたくさんありますが、紙とエンピツは自分には不可欠な道具です」