研究の方向として,おおきく「花卉・緑地植物」と「緑地計画(造園)」があります。

  • 「花卉・緑地植物学」では,花卉や野生草花そして緑化植物の生態・増殖・利用・管理に関する研究を行っており,植物を利用した景観形成や野生植物の保全を研究しています。
  • 「緑地計画学」では,ランドスケ−プ(景観)の評価,都市公園の計画,管理,および身近な自然地や自然公園の保全と利用に関する研究を行っています。

主な研究テーマ

  • 造園計画
  • 都市近郊林の管理
  • 野生草花の保全・利用
  • 緑地管理および緑化技術
  • 自然公園の収容力、およびその利用と管理
  • 自然公園の利用モニタリングならびに公園計画
  • 海岸や湿原の保全と利用管理

研究紹介


人と自然が調和した快適な空間を創造することを最終目標としており,そのために「花卉・緑地植物」と「緑地計画(造園)」について研究しています。

「花卉・緑地植物学」では,花卉や野生草花そして緑化植物の生態・増殖・利用・管理に関する研究を行っており,植物を利用した景観形成や野生植物の保全を研究しています。「緑地計画学」では,ランドスケ−プ(景観)の評価,都市公園の計画,管理,および身近な自然地や自然公園の保全と利用に関する研究を行っています。

野生草花による景観形成

研究室の日頃の様子

当研究室では、OBのボランティアにより、実験圃場内にある庭園の管理を行なっております。詳細は圃場のページをご覧ください。




主な就職先・進路について

  • 公務員
    国土交通省、環境省、林野庁、北海道、愛知県、札幌市、仙台市、横浜市、名古屋市、神戸市、公園緑地管理財団、JRA(日本中央競馬会)、北大、など
  • 民間
    シフィックコンサルタント、長大、USJ(ユニバーサルスタジオジャパン)、ミサワホーム、サカタのタネ、HIS、日本テトラパック、アサヒビール、エバラ、など


  • 黎明期(1876~1936)
    北海道大学の前身である札幌農学校が明治9年(1876年)に開学した当初、マサチューセッツ農科大学の学長であったクラーク博士を招いてアメリカ型のカリキュラムをモデルに取り入れられたことは有名であるが、当研究室の源流であるランドスケープガーデニングの講義も「築園法」として予定されており、Dawningの「Landscape Gardening」が教科書として多数購入されていた。残念ながら、直前の変更でカリキュラムから姿を消すこととなったが、その後明治17年(1884年)に植物園の計画に際し、宮部金吾博士が造園的手法を学びながら取り組まれたことが記録よりわかる。明治40年に星野勇三先生が園芸学講座を担当するようになると、花卉の栽培普及も行われ、大通公園花壇の創設と発展に貢献された。
  • 研究室の誕生(1936)
    大正14年に前川徳次郎先生が植物園から園芸学講座に配置換えとなり、主に花卉園芸学、促成栽培学、造園学を担当した。そして、昭和11年(1936年)、前川先生を教授として花卉園芸学と造園学を担当する本研究室の前身である園芸学第二講座が、園芸学講座から分離独立する形で設置された。
  • 現在まで(1936~)
    その後、昭和22年からは「ユリの種間交雑に関する研究」で大きな成果を残された明道博先生、昭和53年からは「温帯性地性ランの菌根菌との共生培養条件」を明らかにされた筒井澄先生、平成6年からは緑地計画の分野で「都市住民の緑地意識と緑地計画」について明らかにされた淺川昭一郎先生を経て、平成19年より近藤哲也先生が教授となり現在に至っている。研究室の名称も、園芸学第二から明道先生の時代に花卉・造園学と代わり、淺川先生の時代に現在の花卉・緑地計画学となった。また、大学院改組に伴い、平成19年から大学院生の所属がこれまでの生物資源生産学専攻園芸緑地学講座から環境資源学専攻森林緑地管理学講座へと変更となった。

詳細はこちらをご覧ください。


住所

〒060-8589 札幌市北区北9条西9丁目

電話・FAX番号

Tel: 011-706-3347
Fax: 011-706-3634

メールアドレス

kakiryokuti*agr.hokudai.ac.jp
(*を@に置き換える)

研究室サイト

https://www.agr.hokudai.ac.jp/hsla/kaki