細胞組織生物学研究室
研究内容
食肉製品における亜鉛プロトポルフィリンIXの形成機構の解明と応用
摂取食肉による食後の体熱産生効果の違いに関する研究
エゾシカ肉の消費拡大に向けた食肉生化学的サポート
乳腺発達および乳産生の調節機序に関する研究
牛乳(生乳)や母乳は乳腺実質に存在する乳分泌細胞(乳腺胞上皮細胞)が産生したものです。乳分泌細胞は、妊娠期に増殖してその数を増やし、分娩前後に乳成分を合成する能力を獲得します。そのような準備が整った後、赤ちゃんの授乳や牛乳の産生が始まります。したがって、乳成分の量は、細胞生理学的に以下の式によって計算されます。
乳成分の量=(乳分泌細胞の数)× (乳分泌細胞が乳産生能力) つまり、乳分泌細胞が増えたり、その産生能力が活性化すれば、乳成分の量はUPします!そこで私たちは乳分泌細胞に着眼して、どうすれば美味しい牛乳がたくさん飲めるようになるか研究しています。
皮膚恒常性に及ぼす畜産物由来有効成分に関する研究
畜産物には、肉や乳など皆さんになじみ深い食材もあれば、内臓や毛など食用にならないもの、あるいは乳製品をつくる際に産出されるホエーなど、いろいろなものがあります。それらの畜産物には多種多様な生理活性物質が含まれています。それらの生理活性物質をみつけ、利用されるようになれば、生活も豊かになり、畜産物にも付加価値が付きます。私たちは、皮膚および皮膚に存在する表皮細胞や線維芽細胞に作用する畜産物をみつけ、皮膚恒常性の向上に資する研究を進めています。
主な研究テーマ
細胞組織生物学研究室では、主要な畜産物である食肉およびミルクが家畜生体内で産生されるメカニズムを筋細胞(筋衛星細胞など)や乳分泌細胞(乳腺胞上皮細胞)に着目して分子細胞生物学的アプローチで追究しています。また、畜産物由来の生理活性物質が皮膚恒常性に及ぼす効果を細胞・組織レベルで解明しようと研究しています。
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食肉製品における亜鉛プロトポルフィリンIXの形成機構の解明と応用
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摂取食肉による食後の体熱産生効果の違いに関する研究
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エゾシカ肉の消費拡大に向けた食肉生化学的サポート
- 乳腺発達および乳産生の調節機序に関する研究
- 皮膚恒常性に及ぼす畜産物由来有効成分に関する研究
業績
メンバー紹介
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学位 博士(農学) 専門 食肉科学 農学部担当 畜産科学科 | 細胞組織生物学 農学院担当 農学専攻 | 生命フロンティアコース | 畜産科学ユニット 研究テーマ 食肉製品における亜鉛プロトポルフィリンIXの形成機構の解明と応用
摂取食肉による食後の体熱産生効果の違いに関する研究
エゾシカ肉の消費拡大に向けた食肉生化学的サポート -
学位 博士(農学) 専門 細胞組織機能学、生理学 農学部担当 畜産科学科 | 細胞組織生物学 農学院担当 農学専攻 | 生命フロンティアコース | 畜産科学ユニット 研究テーマ 食品化学、生理学、組織学
関連学会、研究施設等
連絡先
住所
〒060-8589
札幌市北区北9条西9丁目 北海道大学大学院農学研究院 細胞組織生物学研究室
メールアドレス
cell_tissue_biology@agr.hokudai.ac.jp