陸域生態系モデリング研究室
研究内容
森林、草原、砂漠などの陸域生態系は、気候の変動に対して様々な反応を示します。その反応を、広域・長期間にわたって調べるために、生態系モデリングという方法を利用します。森林は、CO2を吸収していると言われているが、将来も吸収してくれるのか?温暖化は、シベリアのツンドラに森林を形成するのか?乾燥化は、アマゾンの熱帯林を崩壊させるのか?など、室内実験や野外観測では到底知ることのできない将来の私たちの世界の様子を、プログラミング言語によって書かれたシミュレーションモデルによって明らかにします。
主な研究テーマ
- 気候変動が植生帯移動に与える影響
- 気候変動が生態系炭素循環に与える影響
- 観測データによる生態系モデル改良
研究室の特徴
2014年にできた新しいこの研究室では、コンピュータだけでなく、人工衛星や野外観測データも利用して、気候と生態系の間の関わりを調べています。現在、一緒に研究してくれる学部生・院生・ポスドクを大募集中です。気候変動・CO2排出・生態系などに興味がある方は、ぜひ一度話を聞きにきてください。卒業研究のテーマ選択には幅があり、農学部内外の協力研究室との野外観測などの機会もありますので、コンピュータが苦手な方でもやれることはたくさんあります。また、北大に来る前は、イギリスで2年、フランスで3年研究をしていました。 海外での研究生活についていろいろとアドバイスもできます。
業績
メンバー紹介
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学位 博士(理学) 専門 植物生態学、微気象学 農学部担当 生物環境工学科 | 陸域生態系モデリング 農学院担当 研究テーマ 気候-生態系相互作用を生態系モデルによって調べる
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特任助教宮内 達也Miyauchi Tatsuya
学位 博士(工学) 専門 生態系モデリング、 地球システムモデル、太陽光励起クロロフィル蛍光 農学部担当 農学院担当 研究テーマ 生態系モデリング、 地球システムモデル、太陽光励起クロロフィル蛍光
関連学会、研究施設等
連絡先
住所
〒060-8589 北海道札幌市北区北9条西9丁目S175-2室
電話・FAX番号
Tel & Fax 011-706-4942
メールアドレス
tkato*agr.hokudai.ac.jp