Home電子メールメールの設定Thunderbirdを他のPCへ引越し



 パソコンを新しく買い替えた際などのThunderbirdのメールの引越し方法です。比較的簡単にメール・設定・アドレス帳等を完全なかたちで引越しすることができます。WindowsとMac、同じ方法で引越しできます。

※ Thunderbirdはオープンソースのメールクライアントソフトで無料で使用することができます。こちらよりダウンロードできます。


手順1

 旧パソコン(引越し元)のThunderbirdのプロファイルフォルダ『aaaaaaaa.default』をUSBメモリ等にコピーします。

    ※プロファイルフォルダの場所は下記参照。
    ※aaaaaaaaはランダムに割り当てられた文字列になりますが、わかりやすいよう仮にaaaaaaaaとします。


手順2

 新パソコン(引越し先)にThunderbirdをダウンロード&インストールします。(設定はしません。)
 Thunderbirdを終了し、プロファイルフォルダ『bbbbbbbb.default』ができていることを確認します。

    ※プロファイルフォルダの場所は下記参照。
    ※bbbbbbbbはランダムに割り当てられた文字列になりますが、わかりやすいよう仮にbbbbbbbbとします。


手順3

 Thunderbirdは起動せずに終了しておきます。
 手順1でコピーした『aaaaaaaa.default』フォルダを、新パソコンの『bbbbbbbb.default』フォルダがあるところと同じ場所にコピーします。
 『bbbbbbbb.default』をゴミ箱へ捨てます。(フォルダ名をコピーしておくと便利です。)
 『aaaaaaaa.default』のフォルダ名を『bbbbbbbb.default』へ変更します。
 後は、Thunderbirdを起動すれば引越しが完了しているはずです。


プロファイルフォルダの場所
  • Windowsの場合

     エクスプローラーのアドレスバーに『%APPDATA%\Thunderbird\Profiles』と入力してEnterキーを押すとプロファイルフォルダが表示されます。

  • Macの場合

     Macは『Macintosh HD\[ユーザー名]\ライブラリ\Thunderbird\Profiles』なのですが、通常、ライブラリフォルダ等が隠しフォルダ設定になっていて表示されないため、たどり着けません。

     「アプリケーション」→「ユーティリティ」→「ターミナル」で

      $ defaults write com.apple.finder AppleShowAllFiles -boolean true
      $ killall Finder
      $

    とコマンドを実行すると、隠しファイルや隠しフォルダが表示されるようになります。

    引越しが終わったら、

      $ defaults delete com.apple.finder AppleShowAllFiles
      $ killall Finder
      $

    とコマンドを実行すると、隠しファイルや隠しフォルダが表示されない元の設定に戻ります。